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「アートとデザイン」を衣服とテキスタイルで学ぶ
アートを衣服でデザインする
アートとは人の心を豊かにするもの。
幸せに生きるためのもの。
女性の生きる力を育み、子どもの発達を促すために多くのプロジェクト、
ワークショップ、展覧会、社会貢献を行います。
・・・食、住、空間、音、言葉と文字、伝統と先端、医療、哲学、心理学、
生態学・・・
知識と技術、理論と体験の学びを通して女性の感性を育くむ教育を行います。
デザインの価値観(ちから)プロジェクト
学生が創り出すデザインが日本の創り出すブランド力として世界に発信する場として行なわれているデザインの価値観プロジェクトを継続して提案していきます。
学生達がデザインした作品を社会や企業にアピールする展示会を行うことにより、学生の創作意識・役割を明確にする場となっています。
ファッションショー
3年生主催のファッションショーは毎年行なわれる女子美祭(学園祭)でのメインイベントの1つになっています。
ショーの企画、運営は全て学生達で行なわれており、企画、立案から素材制作、衣裳制作、演出、構成を行いショーという形態により完成させます。
毎年、1000人を超える観客動員数を誇る大きなイベントです。
素材研究 綿
自ら畑を耕し、木綿を育て、収穫した素材で作品を制作することで、"豊かな心"を見いだすことを目指しています。
木綿を製品ではなく、生き物として捉えることで生まれる豊かな感情を、アート、デザインを通じいかに社会に届けていくのかを、また、衣服製作やデザインによる社会貢献の可能性を探していきます。
素材研究 藍染
キャンパス内の一角で、藍やコブナ草の栽培を行い、日本で生まれた繊維文化を検証します。
木綿の無地の生地を藍で染め、染め上がった反物でゆかたや帯の制作を行います。
素材から衣服へと仕立て上げていく過程、そこに息づいている人の手の技を体感的に学んでいます。
パフォーマンスショー
旧古川庭園内大谷美術館において展覧会およびパフォーマンスショー「バラでできたものたち展」を開催しました。自然・素材・環境を考える取り組みとして、バラから染料を抽出し、素材制作から衣裳制作までを企画立案し発表しました。企画から制作・発表までの過程の中で人と繋がり、社会と繋がることの出来る貴重な体験となりました。
素材研究 ウール
刈り取った羊毛を紡ぎ、編み、織り、フェルトにするなどして作品を制作し、発表を行います。
日本で初めてホームスパン(羊毛を手で紡ぎ、織物にしたもの)の産地として興った東北地方の青森県は今もウールの工房が多くあります。北里大学獣医学部より提供された羊毛を使い、いのちの大切さを知ること、豊かに生きる為の教育を行なっています。
企業との商品開発
企業からの受託研究として商品企画・開発を行っています。
企業内ではなかなか提案されないような商品企画を、学生の柔軟な発想により提案し、ありそうでないものを制作中です。企業内で実際に行われる企画から製品になるまでの過程を、学生が実際に経験することにより新しい知識と技術を習得することの出来る貴重な場となっています。
現在、最終段階に入り、もうじき商品が完成する予定です。
企業新ユニフォームデザインコンペティション
企業からの依頼により、新しいユニフォームのデザインを募集しました。 日常着とは違う、機能性が最優先されるワークウェアですが、今までのワークウェアのイメージにとらわれない、自由な発想で学生達がデザインし、様々な新しいユニフォームのかたちが提案されました。 現在、最終審査に残ったデザインのサンプルを製作中です。新しいユニフォームが決定したらここに写真を載せる予定でいます。
在校生の声-1年 関みのりさん
私は今年、女子美術大学主催の六興電気の新ユニフォームコンペティションに応募し、入賞することができました。
入賞された先輩方と自分のデザインが会社に、そして社会に生かされた事、周りの人に認められたことに驚き、感激しました。
大学と社会との連携は、授業では勉強できない社会のニーズがたくさん学ぶことができます。
今後もこのような連携に参加し、より自分のデザインを役立てたいです。
在校生の声-1年 平島有紗さん
2学期から本格的な衣服の授業が始まり、平面から立体に出来上がる過程を学んでいます。
私は今夏「東京レーフェア」に衣服のデザイン画を応募し、一次審査を通過、1月にある最終選考のショーに向けてレザの衣服3点を製作中です。
「レザー」という特殊な素材ですが、女子美の先生方の協力と「レザー」制作経験者の卒業生からのご指導も直接受ける事も出来ました。
多忙ですが充実した毎日です。
在校生の声-4年 東郷奈生子さん
女子美では衣服に関わる事を中心に幅広い視点を持って制作活動を行う事が出来きます。
1,2年では服作り基礎は勿論、染め、織り、編みなどの素材加工について学び、3年からはそれを生かした物作りを行います。
ファッションの視点からだけではなく、アート表現として衣服を捉える事も学ぶため、自分の考えを表現する楽しさや奥深さに触れる事が出来ました。
また課題の合間を縫って学外の舞台衣装を担当し、多くの方と交流しながら、充実した学生生活を送っています。